毒親、なんて言葉があるから毒親が増える
10年くらい前からだろうか。
「毒親」という言葉が流行りだしたのは。
「アダルトチルドレン」というのもさらに前に少し浸透したが、今ではすっかり毒親の方が定着している。
「毒親」に育てられて「アダルトチルドレン」になってしまった人の話がネットではいっぱい見聞きすることが出来る。
アダルトチルドレンでない人の方が珍しいくらい、日本は昔から毒親で溢れているし、それが普通だっただけだ。
毒親のせいにして一時の鬱憤を晴らすのはいいが、その毒はどの程度のものか。
毒は毒でも、猛毒なのか?
アセトアルデヒドも人によっては猛毒となりうる。
あなたの毒親耐性はどのくらいなのか?
うちは毒親だけど、親だから嫌いになれない。心情としては分かるが、死に至るほどの毒ならそうも言ってられないだろう。
親だから分かってくれる、なんて根拠の無い推論はどこからやってくるのか。
わかる方が珍しいだけだ。お互いの合意の元に家族になった訳では無いのだから。
毒親とはいえ、あなたを虐待死させはしなかったのだろう。
親だから、、という気もちが残るくらいにはなにかしてもらったのだろう。
そんなことない!というなら、親がのたれ死んでも別に、と言うくらい関係を絶ってしまえばいい。罪悪感など微塵もいらない。
どうせあちらもあなたに対して罪悪感など抱いちゃいないし、これだけやってやったのにという恩着せがましい文句しか出てこない。
毒親といっても親なんてみんな程度の差はあれ毒にも薬にもなりうるのだから。
主作用と副作用のバランスが取れているのなら、まずまずではないのか。
副作用が少なくよく効く薬なら太田胃散がある。